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日本健康アカデミー、糸日谷秀幸塾>【ミミズ】この未知なる生物
ミミズ【目次】
◆ ミミズの歴史
◆ 食用ミミズの特徴
◆ 血栓とその溶解メカニズム
◆ 血栓を出来にくくする医薬品情報
◆ 血栓を出来にくくする医薬品との併用について
◆ ミミズの歴史

2000年前、 漢方三大古典書の一つ 「神農本草経」 に "白頸蚯蚓" の名で記載。
効用は 「婦人病、虫下しの薬物」 とある。

1062年、 宋代の漢方書 「図経本草」 に "地龍" の名で登場。
以来、地龍 (褐色ツリミミズの皮を干したもの) が、漢方薬として使用される。
効能は、主に以下の2つ。
 1、解熱作用・・・ルンブロフェブリンによる。
 2、鎮痛作用・・・2種類の塩化金窒素化合物によるものと考えられる。
 

1983年、 美原恒教授 (宮崎医科大学)、国際血栓止血学会(ストックホルム)で "ミミズにおける線溶活性効果" についての研究発表を行う。

1986年、 香港で医薬品として認可される。

1988年、 韓国で血栓溶解と動脈硬化症の医薬品として使用開始。

1991年、 「日本生理学雑誌 第53巻 第7号」 に美原恒教授が 「ミミズの線溶活性物質とその有効性」 を発表。

2001年、 雑誌 「ゆほびか」 3月号に栗本慎一郎氏の体験談が紹介される。
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ミミズの健康食品が注目される。

2002年、 日本において、ミミズの内臓が医薬品から食品へと変更。
*ミミズの皮は 医薬品のまま

2003年、 美原恒著 「血栓は倒れる前に溶かせ」 (東洋医学舎)が出版される。

2005年、 奥田拓道教授(熊本県立大学)が 「ミミズ抽出物の血栓溶解作用は、PA(プラスミノーゲンアクチベーター)を増加させる働きによるもの」 と発表。


◆ 食用ミミズの特徴

・食用赤ミミズ (ルンブルクスルベルス)
 北米産赤ミミズ(ルンブルクスルベルス)の内臓や体液成分を抽出。
 粘液部分に血栓溶解酵素(ルンブロキナーゼ)を含む。
 経口摂取でも作用し、24時間後には、フィブリン分解産物(FDP)が血中に増加することをヒト試験で確認。(宮崎医科大学)

・地龍 (漢方薬)
 褐色ツリミミズの皮を乾燥させて使用。
 PAインヒビター活性(抗血栓溶解)作用がある。

・ウロキナーゼ (医薬品
 腸内で分解されるため、使用は点滴投与のみ。作用時間が短く、しかも高価
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◆ 血栓とその溶解メカニズム

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◆ 血栓を出来にくくする医薬品情報

・塩酸チクロピジン (商品名:パナルジン、アンブレート、プロパコールなど)
  血小板の活性を抑制して血小板凝集を抑えます。

・ベラプロストナトリウム (商品名:ドルナー、プロサイリン)
  血小板の活性を抑制して血小板凝集を抑えます。

・アスピリン (商品名:バイアスピリン、バファリンなど)
  血小板から放出されるTXA2を抑制し血小板凝集を抑えます。

・ワルファリンカリウム (商品名:ワーファリン)
  フィブリン形成に関与するプロトロンビンの合成を肝臓内で抑制します。
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◆ 血栓を出来にくくする医薬品との併用について

・血流を良くするとされる健康食品 (ミミズ粉末、イチョウ葉エキス、ナットウキナーゼなど)は、上記の医薬品との併用で出血が止まらなくなる可能性もあるため注意が必要です。

・出血については、次のような場合が考えられます。
 1、鼻血が止まりにくい。
 2、歯茎からの出血が止まりにくい。
 3、髭剃りの際、カミソリで出血したが血が止まりにくい。
 4、その他。

・お腹を切るといった大きな手術、歯科での抜歯の際は飲用をストップすること。

・また、以下のような病気を持ち血小板数が減少している方は、医師と相談の上使用すること。
 1、抗がん剤による治療の後、血小板の数が10万以下に下がっている。
 2、B型C型肝炎が進行し肝硬変まで行き、血小板の数が10万以下に下がっている。
 3、その他、血小板を減らすような病気を持っている。
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