糸日谷秀幸（いとひやひでゆき）公式ホームページ　プロフィール

１９５６年、千葉県東金市生まれ。
慶応大学大学院卒業後、製薬会社開発部にて、保健機能食品を含む数多くの健康食品の開発に従事。またサプリメント企業にて、お客様相談室長を務める。
２００６年、㈱日本健康アカデミー設立。健康食品の開発指導、社員教育、お客様相談、雑誌やテレビ等の出演、講演活動、健康本の著述・出版などに従事。
現在は、(株)アルゴ　医療コンサルティング顧問。博慈会記念総合病院　附属老人病研究所　客員研究員及び論文査読委員。日本未病システム学会正会員。

備考
元栄養情報担当者(国立健康・栄養研究所認定資格。民主党の事業仕分けにより、2014年7月資格失効)、元近畿大学豊岡短期大学講師、元千葉県民共済「健康講座」講師、元キチン・キトサン協会理事。

(主な業務内容)

サプリメントの企画・開発に関するコンサルティング
サプリメント企業における社員教育
サプリメント全般に関するセミナーの講師
サプリメントに関する個人相談・カウンセリング
サプリメントに関する原稿等の執筆

……など。

(主な著書)
「快適！　にがりブック」(毎日新聞社)
「天然にがりのミラクルパワー」(東洋医学舎)
「キチン・キトサンバイブル」(薬局新聞社)
「新型グルコサミンと健康」(ヘルスメディシン社)
「ホルミシス健康法」(日本健康アカデミー)
「昔話の謎を解く」(愛生社)
……など。

(主なテレビ出演)
「おもいッきりテレビ」(日本テレビ)
「発掘！あるある大事典」(フジテレビ)
「とくダネ！」(フジテレビ)
「スーパーＪチャンネル」(テレビ朝日)
「健康家族」(静岡第一テレビ)
……など。

アクセスサイト：
サプリメントQ&A
Hideyuki Itohiya facebook

　【その他】
　元高校教員/スクールカウンセラー
　元大手予備校講師
　元マーケティング会社研究員
　元繊維産業構造改善事業協会調査研究員
　元千葉県民共済「健康講座」講師
　元いのちの電話相談員　
　元キチン・キトサン協会理事
　元栄養情報担当者(国立健康・栄養研究所認定資格)
　※第２回NR資格確認試験合格(合格率　16.8%)、第２回NR認定試験合格(合格率　25.0%)、民主党の事業仕訳により取得した「NR資格」が廃止・無効となる。
　日本ナチュラルヘルスアカデミー代表
　日本未病システム学会会員
　古流いけばな師範(伯母が家元だった関係で取得)
　青春プレイバック写真

賞状もらうのは、久々なので
小学生に帰った気分ですね。
前回もらったのは、だいぶ前
西武百貨店主催の「商品研究大賞」。
研究者としては、まだまだ半人前。
これから頑張って、挽回しないと。
ファイトーーッ！！

勇気づけられた本
今、木村秋則さんが著した『リンゴが教えてくれたこと』(日本経済新聞出版社)に勇気をもらっています。木村さんは、当時「肥料、農薬なしにはリンゴの木は育たない」という常識を否定し、肥料も農薬も一切使わない"自然栽培"を始めました。しかし、実施から９年経ってもリンゴの実は生らないどころか、無残な姿を曝していたそうです。収入がないので税金が払えず、家財や畑は差し押さえの対象となり、親戚からは「家を出ていけ」と罵られ、町で一番貧乏な家とまで名指しされたそうです。当時まだ小学生だった長女が「お父さんの仕事」という題の作文で、「お父さんの仕事はリンゴづくりです。でも、私はお父さんのつくったリンゴを一つも食べたことがありません」と書いたエピソード。父親として、大変面目もなく辛いお気持ちであったろうと察します。
しかし、１１年目を迎えた５月のこと。今までの努力がついに実って、リンゴの木に美しい白い花が咲いたそうです。たとえどんなにくじけそうになっても初心を貫いた木村さんの志に、心が打たれて仕方ありません。
私の好きな言葉

私もどういう風に流されてしまったのか、代替医療や予防医学の仕事にはまり、迷路に入った迷い人のように立ち往生しています。そもそもの始まりは、心理カウンセラーになりたての頃、不思議なほど"がんノイローゼ"の方にお会いしたことでした。今まで元気だったのに、ある日突然「あなたはがんです」と医師から宣告された。その瞬間から、うつ病やノイローゼになってしまう……。精神安定剤と睡眠薬無しでは生きていけない。そんな方が沢山いらっしゃいました。カウンセリングを受けても、本人にとっては上の空で、今まで学んできたカウンセリング治療も歯が立たない。その無力さと限界の中で気づいたことは、「人は心と体の両面から成り立っており、心が病めば体も病み、体が病めば心も病む。これからは、心だけでなく体の健康まで看られるようなカウンセラーになろう。そして、少しでも多くの人を救ってあげたい」。人間的には今でも未熟な私ですが、私なりに与えられた人生を全うしようと決意しました(がんの方にぜひ読んで頂きたいコーナー)。
備考：病院の手術数等に関しては、ネットで『病院情報局』を検索！！

私が予防医学の仕事を始めた２０数年前当時、健康食品やサプリメントはまだ「怪しい類のもの」としか見なされませんでした。今グルコサミンとコンドロイチンが人気を呼んでいますが、私はすでに２０数年前に商品を開発しています。人体実験第一号は、私の母親でした。膝が悪い母親が使用して、すっかり良くなりました。親不孝ばかりしてきた私にとっては、唯一親孝行できた開発商品でした。しかし、初めの評判は惨憺たるもので、特に医療関係者からは「こんなもので治るのだったら、医者も薬もいらねぇ」などと罵倒されました。帰りすがら、悔し涙が溢れてきて仕方ありませんでした。
私は、健康食品やサプリメントが医療の代わりになるなどと言ったことは一度もありません。健康の基本は食事と運動、そして休養です。しかし、普段の食事でどうしても補えない栄養素はサプリメントを使用してもよいのではないか、また血圧や血糖値などのコントロールも医薬品をサポートするものとしての利用があるのではないか、そのことを長年叫び続けてきたわけです。
常識に反することは、批判されることが運命である。木村さんの自然栽培も常識に反することだったから、回りから袋叩きにあったわけです。木村さんは、高校生の時に道端で龍を目撃したことに始まり、UFOに遭遇したり、あの世に行ったりといろいろな不思議体験をしています。真偽の程はともかく、不思議体験をすると人は「常識だけがすべてではない」ことを思い知らされます。私もいくつかの不思議体験を通じて、常識だけが正しいと思うような思い癖から開放されるようになりました。
心に響いた詩

現在の活動
　私は、２０年以上に渡って、予防医学の必要性について主張してきました。予防医学は、日本の経済的なコスト面(損失)からみても、絶対に推進すべき課題であると思っています。
「病気のコスト」に関しては、東北大学大学院・濃沼信夫教授らの試算があります。「病気のコスト」とは、医療費や介護費用などの「直接費用」、本来得られるはずの生産性(賃金嫁得額)という経済的損失の「間接費用」を合わせたものです。
まず”がん”のコスト(経済的損失)は、９兆４１８２億円。内訳は、直接医療費２兆５７４８億円、入院費用４１８２億円、通院１２７５億円、早期死亡による経済的損失６兆５６１７億円。同様に、”心疾患”のコストは３兆５７９７億円、”脳血管疾患”のコストは１兆７９５４億円、”糖尿病”のコストは１兆１１６６億円となります。その他では、”自殺”が１兆６４５１億円、また”認知症”は４兆円～５．６兆円という試算が出ています。

私は、今から４０年、５０年先のことを考えて生きています。その頃には、自分は生きてはいないだろうが、日本の子供たちが「この国に生まれてよかった」と思えるような国になっているだろうか？
そんなことをいつも考えます。自分が子供の頃は、東海道新幹線が開通し、東京でオリンピックが開催され、アポロ１１号が月面に降り立ち、大阪で万博が開かれた……日本は高度経済成長の真っただ中で、日本中が夢や希望に溢れていました。
日本の将来を考えると不安になります。老人が増え、病人と失業者が溢れ、借金まみれの国家財政で、若者は夢や希望を失ってはいないだろうか？
将来、エネルギー政策はどうなっているのだろう？
クリーンな自然エネルギーで電力需要が賄われていればいいが、放射能に汚染された土地で、農業も酪農も出来ないようなことになってはいないか？
そんな時、『パパラギ』という本の中に登場する西サモアの酋長・ツイアビの言葉を思い出す。「この島の美しい自然は、子孫からの借り物である」。
美しい地球は、子孫からの借り物……なんという素晴らしい考えなのだろうか。地球は、誰のものでもない。ただ一時の仮住まいをし、住まわせてもらっているだけなのである。４０年後、５０年後、「美しい日本」という借り物を、美しいままで返していくことが出来るのだろうか？
そんなことを考える……。
今自分に出来ることは、わずかなことでしかないが、何もしないのでなく、出来ることから始めてみよう。たとえ小さな活動かもしれないが、地味に続けていくことが、私に与えられた使命だと思っています。

天を恨まず、運命に耐え……
２０１１年３月２４日(金）、避難所となっている宮城県気仙沼市階上(はしかみ)中学校の体育館で卒業式が行われました。卒業生の内一人は死亡、二人は行方不明になっている中での卒業式でした。卒業生代表として答辞を読んだのは、梶原裕太君。以下、梶原裕太君の答辞全文です。
「階上中学校と言えば防災教育と言われ、内外から高く評価され、十分な訓練もしていた私達でした。しかし、自然の猛威の前には人間の力はあまりにも無力で、私達から大切なものを容赦なく奪っていきました。天が与えた試練というには、酷過ぎるものでした。辛くて悔しくて堪りません。
しかし、苦境にあっても天を恨まず、運命に耐え、助けあって生きて行くことがこれからの私達の使命です」
何度もこみ上げてくる嗚咽に堪えながら、懸命に答辞を読み上げた彼の姿、彼の言葉は、多くの人々に感銘を与えました。天は多くの人々の命を奪い、生活を奪い、ささやかな幸せさえも奪っていった。泣いても悔やんでも、過ぎてしまった時間を取り戻すことは出来ない。それでも「天を恨まず、運命に耐え、助けあって生きて行くことがこれからの私達の使命です」……と、最後を結んだ梶原裕太君の言葉は、我々に深い感動と感銘を与えました。
私は、嬉しく思います。日本には、まだこんなに立派な若者が存在する。ならば東北の未来も、そして日本の未来もきっと希望があるはずです。幕末にペリーが来航した際、命がけで海外への密航を企てた吉田松陰と金子重輔について、後にペリーは『日本遠征記』の中で二人の行動を絶賛しました。そして、このような若者がいる日本について「この国の将来は、なんと有望なものか」と言い切っています。
日本の未来は、若者に託されています。どのような若者がいるかによって、明るい未来になるか、それとも破滅の道を歩むかが決まってしまいます。
どうか亡くなられた仲間のためにも、精一杯頑張って欲しい！！　そんなエールを送りたくなるような素晴らしい答辞でした。ありがとう……。

私がカウンセラーを目指した理由
　２０１２年５月、内閣府が行った「自殺対策に関する意識調査」の結果が発表されました。
これによると、「自殺を考えた経験がある人」は全体で２３・４％。年代別では２０歳代の２８・４％が最も多く、４０歳代の２７・３％、５０歳代の２５・７％、３０歳代の２５・０％と続きました。特に２０歳代女性は３３・６％と、３人に１人が自殺を考えたことがあると回答しました。また自殺を考えたことがある人のうち、「最近１年以内に考えた」と答えた人も、２０歳代女性に限定すると４４・４％と高いことが分かりました。
なお調査は２０１２年１月、全国２０歳以上の男女３０００人を対象に実施し、有効回収率は６７・２％でした。
私は、少しでも自殺者を減らしたいと思い、大学・大学院では心理学を専攻しました。今から４０年以上も前のこと。「日本もアメリカのように心の病が増加するので、カウンセラーは国家資格になる」……そのことを信じて心理カウンセラーになりました。しかし、国家資格取得でメシが食えるどころか、「４０年経った今でも国家資格になっていない」「相談料でメシが食えるのは、弁護士と占い師だけ」という風潮は未だ変わらず、生活の厳しい日々が続きました。大学の研究室仲間がカウンセラーを諦めていく中、私は最後までカウンセラーという職業にこだわり続けました。

とっても悲しいことですが、中学生の自殺が後を絶ちません。学校でのいじめを苦にした自殺にしても、本来守ってあげるべき大人たちが職務怠慢や事勿れ主義で、未来のある若者を自殺に追い込んでいます。このようなことが二度と起こらないよう、大津の事件をきっかけにいじめ対策に取り組んで欲しいと願っています。
そんな矢先、茨城県取手市のマンションの敷地内で、中学２年の男子生徒が倒れているのが見つかり、死亡が確認されました。警察が現場に駆けつけると、このマンションの１３階に住む中学２年の男子生徒（１３）が腕から血を流して仰向けに倒れていて、搬送先の病院で死亡が確認されたそうです。自宅からは、少年が両親に宛てたとみられる「仲のいい夫婦でいてください」と書かれたメモが見つかりました。
彼の両親にどのような諍いがあったのか分かりませんが、本来子供を守るべき親が少年の心に悲しみの原因を作ってしまったこと……。我々大人たちは、もっともっと若者の心に寄り添うような努力をしなくてはいけないことを強く感じました。
最後に自殺で亡くなられた多くの若者のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

*個人情報保護のため、HPの内容またはその一部を許可なく無断転載、ネットへリンクすることを禁じます。現在、正式に公表している略歴等は、以上の通りです。なお詳しい経歴に関しては、個人情報保護のため、一般には公表しておりませんのでご了承下さい。

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